一足お先の夏景色 '00初夏
〜 20年目のSRで駆けた北海道ツーリング日記 〜

・2000年7月8日 4日目 曇り、台風接近中(苦笑)

 起床後、すぐ空模様確認。雨はまだ降っていない。天気が下り坂なのは間違いないようだ。出発するか、連泊するか決めかねる。朝食時に天気予報を確認すると、ん〜、なんとか日中一杯は持ちそうな感じ。とりあえず午前中は美瑛の丘巡りをしようと、出発することにする。

 同宿だった一人は連泊らしい。宿主夫妻達に見送られ、午前10時頃出発する。

 美瑛西側のパッチワークの丘をゆっくりとトレースする。晴れてればもっと...と思わせるほど、丘の緑が美しく、つくづくこの曇り空がうらめしい。

“Mr.GNU”から見たパッチワークの丘
晴れてりゃ、これ以上の景色が見えるんだろうけど、
この日はトホホ(これは7月7日撮影)

“Mr.GNU(ミスター・ヌー)”で手に入れた“びえいロードマップ”を参考に、あとは直感(爆笑)で交差点を右左。“親子の木”や“セブンスターの木”、“ケンとメリーの木”なども見てまわる。“ケンとメリーの木”のとこにはやっぱりというか“ケンメリスカイライン(C110系 <形式も書くなよ(笑))”が置いてあったのには笑ったが(悶絶)。

 気がつけばお昼過ぎ。まわりに観光客も増えてきて、この先、美瑛東側の“パノラマロード”や“リフレッシュライン”にまわるか、それとも富良野方面にまわるか...と考えていたら、和寒で行われる全日本モトクロスの北海道ラウンドがこの土日だったことを思い出す(笑)。

 わざわざツーリング中にまでレース観戦に行くこともないと思うかもしれない。でもオプションのひとつと考えればツーリング中のレース観戦もアリだ。そう思い、北へ進路をとった。とはいえ、和寒へ直行するわけでもなかったのだが(爆笑)。

パッチワークの丘散策中にみつけた菜の花畑
緑の中の黄色の一角はよく映えた

 美瑛から旭川の西側を通って道道72に入る。この道は6年前の9月にも通った道。旭川から幌加内に抜け、稚内を目指した道。この途中にある江丹別峠手前の“そば実験農場”。ここはその時、そばの花で覆われたあたり一面真っ白な風景と出会った場所。そこをもう一度訪れたいと思ったからだった。

 どのへんだったかな〜と走ってると、あやうく通り過ぎかけた(笑)。前回も通り過ぎて戻ったんだよな〜、などと引き返してみると、入口に鎖が渡され、入れそうにない(苦笑)。

 あちゃ〜、中に入れなくなっちゃったのかな、それとも元々入っちゃいけなかったのかな〜などといろいろ考えたが、今日入れない真相は定かではないし、観光施設ではないところに、ただの通りすがりの者が無理矢理入っていい道理はない。残念だがそのまま立ち去ることにした。

#だれか真相を教えて下さい(笑)。

ここが江丹別峠手前の“そば実験農場”
残念ながらこの先入ることできず(苦笑)
6年前の風景は“南の国の男、北へ”のトップページで

 峠を越えて幌加内へ。このまま朱鞠内の方へ北上したくなるのだが、引き返すように和寒の方へ。和寒峠を越えて、思いつきで鷹栖の方へ道道251へ下る。というのも、この道の途中の維文峠付近に書かれていたダート表示にココロひかれたから(抱腹絶倒)。走ってみれば、地図上では峠の手前からあるはずのダートも実際は峠を過ぎてからの鷹栖側しか残っておらず拍子抜け(笑)。鷹栖から道道520を経て、国道40でやっと和寒へ向かう(爆笑)。

 モトクロスの会場である和寒の三笠山についたのは午後3時頃(苦笑)。この日は予選だったのだが、着いた頃にはほとんどのスケジュールが終わっていた状態(大爆笑)。

 それでも中に入って、パンフレットとMXデナシオン(選手権がライダーで争われるのに対し、年一回、国別チームで争われる対抗戦)派遣支援Tシャツ&バッジをまず購入。予選最後のレースを見て、パドックをうろうろしていると面識のあるMXジャーナリストと目があった。向こうは“なんでここに?”という目をして固まっていたが(爆笑)。

7月8日に見られた夕焼け
台風が近づいているとは思えないほどの色
思わず息を呑む

 その人と少し話して、とりあえず今日は会場をあとにする。っと、台風が近づいているというのにまだ宿を決めていなかった(抱腹絶倒)。さすがにテント泊は避けたい(苦笑)。ということで会場からほど近い比布にある旅人宿“夕休”に電話。もう少し、前もって考えんといつも寸前じゃ宿の人にも迷惑だよなぁ...と思いつつ、バイクを比布に走らせる。

 国道40からちょっと入って、少し迷って(笑)宿に到着。バイクは1台のみで、あとクルマが2台。今晩の同宿は自分を含めて5人...かと思ったら2人はこの後、一人は別の宿へ、もう一人は小樽から帰るとのこと(爆笑)。なんかフシギ(笑)。

 しかし台風前だというのに、風は強くなってきたものの、なかなか雨は落ちてきそうにない。ふと外を見ると夕焼けが出ていた。ものすごいとしか表現できない色。その場にいた全員が表に出て、その夕焼けを眺めていた。

7月8日に泊まった旅人宿“夕休”
田んぼの真ん中にあって、静かに休める宿です

 陽が落ちて、今日は泊まらない2名が出発し、食事などが済んで一段落。と思ったのもつかの間、同宿の女の子の一人が一人で暗いところに行けない(大爆笑)などのイベントが発生しつつ、人数少な目ながらこの夜もなんだかにぎにぎしく暮れていったのである(笑)。

#この日の走行距離もチェックし忘れた(爆死)


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