“OKA”Tracker Diary ... TRUCKERじゃないやい(爆死)

“どこでもお気楽”仕様にして走りまわってるヤマハSR400SP。よくよく考えると、実はもう20年選手なんだよねぇ ...。

形式:2H6
原動機形式:2H6
初年度登録:'80年4月
吸気系:STD
排気系:STD
ハンドル:DAYTONA #810
Rショック:Works Performance
Hライト:CIBIE
タイヤ:DUNLOP TT100GP

 そんな“おか”トラッカーな日々に起こったことをうだうだと書きつづっていこうと思いますです。ハイ

リヤショックをワークスパフォーマンスに換えての一枚
他にはな〜も変わってません(苦笑)
やっぱり、背景って大切なんですねぇ(抱腹絶倒)


えすあ〜る徒然                  ... 2001年12月某日記

#前々から書こうと思っていたワタシとSRについての余談なんですが(笑)。

“SR”という名前を初めて認識したのは、自分が乗る対象としてオートバイに興味を持ち始めてからしばらくの世を忍ぶ仮の(ここでもやるか)高校生の頃(すいません、乗る対象としてオートバイに興味を持ったのはわりと遅いんです)。

 当時、主に読んでいたのは今は亡きサイクルワールド誌。この雑誌、グランプリサーカス(こう言いたい)におけるレーシングシーンや、“バハ”や“ベガス to リノ”などのアメリカンデザートレースや“パリダカ”を代表するラリーレイドの美しい写真が多数載っておりまして、免許もない(&自分でオートバイのエンジンをかけたことない)クセに「ここを走れたらサイコーなんて思っているワタシがおりました。で、CW誌、“Journal for Tasty Rider”がキャッチコピーだったわけですから、やっぱり度々SRが出てくるわけでして、その頃、SRといえばセパハン&アルミタンク&シングルシート&トライアンフタイプマフラーなブリティッシュカフェ風のモディファイがされた車両が全盛でした。

 ロードレースが盛り上がり、レーサーレプリカにベクトルが向き始めた当時、ワタシもその流れのまっただ中におったわけでして、その頃のSRへのワタシの認識といえば“五月蠅い&遅いの真夜中のハタメーワクバイク”でございました(笑)。

 ワタシの実家はいちお、県庁所在地にあったわけですが、その県庁所在地も夜8時を過ぎるとメインの商店街ですら人影がまばらになるところ(苦笑)。そんな中をサイレンサーを換えたSRが“ドパパパ”とくりゃ、そりゃいやでも遠くから聞こえるわけです。しかも、なかなかドップラー効果が効いてくれない感じで遠くへ行ってくれない(笑)。それが“真夜中のハタメーワク”という表現になったわけですが。

 あと、当時から不思議に思っていたのがSRに乗っているライダーのスタイル。これでもかと絞ったセパハンのSRが載っていた雑誌は“スリムな車体”を強調したりしていたワケなんですが、写っているライダーがセパハンのハンドル幅より膝をおっぴろげ、腕が伸びきり、アゴは突き出し、背筋はエビ剃りだったりして、違うページに載っているレーシングライダーのマシンと一体化した美しいライディングフォームと比較すると、どうにも「 ... 」な点が多数あったわけです(最近のセパハンSRライダーは綺麗なフォームの方、増えましたね〜)。

 そんなわけで当時のSRへのワタシのイメージは余り芳しいものではありませんでした。しかも、その10年ちょっとの後に自分が乗るとも思っていなかったわけですし(爆笑)。

#以上は免許を取る前でございます

 で、いざ、自分が免許を取る段になり、教習所に通うようになると小学生低学年時代の体育の通信簿で“2”をつけられた(実話)ほどニブかったのを思い出す&痛感(苦笑)。憧れのレーサーと共に走りたいという夢は潰えたのでございました(爆死)。

 まぁ、なんとか免許はもらったものの、一選級のレプリカは高額で手が出ず&乗ったら死ぬというわけで自重。その結果が最初のバイクとなったCB250Nなわけなんですが、その時でもSRはあまり視界に入っていませんでした。

 とはいえ、バイク&クルマ雑誌を買いあさるようになるといろんな情報が入ってくるようになるわけで、その中にダートトラックがあり、インターカラーのXSやTZを駆るケニー・ロバーツ(注:とうちゃん)がいて、SRもコンセプトでXTを母体にしたダートトラックマシンがイメージにあった旨をどこかで知ります。ですが、この頃は“ダートトラックもカッコいい”くらいの認識しかなく、ライダーの名前もあまり知らず(今もそんなに知りません < おい)、XR750を駆るJ・スプリングスティーンやC・カーや第1回キャビンレーシング(笑)時代のライダー、B・ショバートがその前はRS750Dでチャンプだった程度の知識でした。

 その頃でも根は“レプリカコゾー”だったワタシ、SRがディスクからドラムへ“退化”(すいません、語彙が乏しいもんでこういう表現させていただきます)したのはやっぱり納得できず、まだこれといった興味は湧いておりませんでした。

 その後、しばらくすると筑波BOTT等の観戦をするようになり、“速いSR”が人車一体となって美しくコーナーを駆けていく様を目の当たりになると微妙(笑)にSRも気になるようになります。が、免許の裏に書かれてあり、太陽に透かすと見える“セパハン禁止”の文字にがっくりと肩を落とすわけです(意味不明)。とはいえ、CB250Nの後は、TWを手始めにオフに走ったり(今もですが)、ナナニイに墜ちてみたりしたわけで、SRとはわりと疎遠な生活を送るのであります。

 いろいろあって、時は巡り〜♪ また春が来て〜♪ ではなく(苦笑)、鈴鹿でダートトラックスクールが開校されるようになると、ワタシのダートラへの憧れっつーのが消し炭の火のように燻り始めます(なんじゃそりゃ)。開校当時の雑誌の記事に載っていたインストラクターの“雨のグチャグチャ路面をXR100がフロントを浮かせてフルカウンター”っていう写真はそりゃ〜インパクト大でした。スクール行きて〜と思いながらもスクール料金の高さにへこたれているうちにまた時は流れ、世は“トラッカーブーム”となり、巷のTWから始まったそれはSRに移行し始めます。SRの根っこを少しでも知っていれば「やっと...」って感じなんですが、気がつけばまわりはダートバー+K&Nフィルター+スパトラ+ダンロップK180のSRが走りまわっており、コレをやんなきゃ...っていう風潮が広がり始めていました。なにかにつけ「え〜、ホント?」と思ってしまうアマノジャクなワタシ。このスカチューンしなきゃ“カスタム”じゃないという風潮にまず巨大な“”がのーみそに浮かびます。

 ちょうどその頃、“第一次XS欲しいよ病”が発病し、XSに対してのアミを張っていた横でSR500SPが目の前を通っていきます。このSR500SPはオーナーがいたわけですが、大八車キャストホイールを履いたSRは「あぁ、コレだったらスカチューンもせずにダートバーを入れるくらいでじゅうぶんカッコいいよなぁ」と思わせるものであり、それを“あの人”の前でつぶやいたのがマチガイでした(爆笑)。その後、“あの人”は「SR、いいよ〜」などといいますが、それを見透かしたワタシ、「意中はXSだし、SRはSPだったら考えるよ〜」といって逃げていました。大八車キャストのSR-SPなんてそんなに滅多にあるもんじゃないと考えていたワタシがあさはかでした(汗)。

 ある日、「いいSR、入ったよ〜」などと言われて向けた視線の先にはビカビカのSR400SP(瀑布級大汗)。「や〜、ゴヒャクだったらね〜」とちょっとだけ逃げの一手を撃ってはみたものの、なぜかそのSRは他人に売れずに数ヶ月、“あのお店”に並んでいました。

 そのSRから逃げるべくXSを探し回っていたのですが、こういう必死なときに限って意中のモノは見つからないモノ(苦笑)。そうすると目の前にぶら下がっているニンジンが気になって来るというのも人情で ... 墜ちたんです(大爆笑)。

 しばらくはどノーマルのまんまで乗ってました。これはこれで気持ちよかったです。ただ難点がハンドルで、オフ車ポジション歴が長かったせいか、小指でグリップを握る握り方が染みついており、そうなるとどうしてもヒジが張ってしまうんです(笑)。そうするとどうしてもノーマルのハンドルでは遠く感じてしまい...アップハンドルなダートトラックバーを入れることに(大爆笑)。ついでに(全然ついでじゃないんですが)、SRの外見上でどうしても気になっていた“尻下がり感”を解消するために White Bros. の“ちょい長”リヤショックを導入。ほんでもってすでに隆盛を極めつつあったダンロップK180に対抗すべく、同社のK70を選択したわけでした(爆笑)。これでほぼワタシの理想の“どこにでも走っていける”SRになりました。“どこへでも入って行き過ぎだよ”というツッコミもいただきましたが(笑)。

 たまに「マフラー、換えないんですか?」と聞かれます。気になるモノはありますよ〜。クラフトマンのステンレスメガホンなんかはすごく気になります。一番、流通しているスーパートラップ形式のヤツは...、つけてる車両の横に並んだりすることが多々ありますが、ディスクの増やしすぎ(多分20枚近く)&オープンエンドだったりして、すごく耳障りなんです。はっきり言わせてもらうと“殺意”を憶えるくらい。あの形式って側方排気だから(最近は後方排気にするディスクが出てきてるみたいですが)、真横が一番うるさいんですよね。で、これはワタシの想像なんですが、ある程度以上の枚数のディスクを組むと下がスカスカになって出足が悪くなり、それを補うために発進時に余計に回す必要が出てきて、そうなるとさらに爆音領域に踏み込んでいくという悪循環なんではないかと。そうなると“消音器”ではなく“拡音器”じゃんって感じなんですが、どこの雑誌でもこのへん書いてくれないんですよね。『バオバオでカッツィー』なんてアタマ悪いとしか思えない表現する雑誌もあるし。あまりに爆音過ぎると世の中には幅寄せしたり、バット振り回してきたり、ゴルフクラブ持って降りてくるドライバーがいる(いずれも実話)ので、競技用サイレンサーを街中で使うそのリスクも選択の際には肝に銘じておくべきだと思います。で、ワタシはエンジン始動後に暖機をしたい方(バイクも人間(爆笑)も)で、また住宅地に住むこともあり、パワーもそうなんですが、ある程度の耳障りにならない静かさも必要なんです。で、カタチ的にはメガホン形状がSRには似合っていると思うんで、そうなると...換える必要はあんまりないかなと(笑)。

 たまに出たツーリング先で地元のハナたらした子供達が前から来たときにピースをしてくれる姿を見るか、耳を塞ぐ姿を見るか、あなたはどちらがうれしいですか?

 そんなわけで今のワタシのSRに対してはそれなりに満足しています(またちょこちょこと仕様が変わりましたが)。これからも“死なない程度”にメンテしたり、してもらったりだと思います。メンテナンスキットが欠品(汗)になったというウワサのブレーキはなんとかしたいですけど。ヤボったいあのブレーキ、嫌いじゃないんだけどな〜。自分の年式に対応したパーツリストもなんとかゲットできたことだし、クランクも換えたいな〜。


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