“OKA”Tracker Diary ... TRUCKERじゃないやい(爆死)

“どこでもお気楽”仕様にして走りまわってるヤマハSR400SP。よくよく考えると、実はもう20年選手なんだよねぇ ...。

形式:2H6
原動機形式:2H6
初年度登録:'80年4月
吸気系:STD
排気系:STD
ハンドル:K&N ダートバー #7
Rショック:WHITE BROTHERS
Hライト:CIBIE
タイヤ:DUNLOP K70

 そんな“おか”トラッカーな日々に起こったことをうだうだと書きつづっていこうと思いますです。ハイ。

初めての車検を終えて戻ってきたときのスナップ
まぁ、以前の写真と大きく変わってないです(笑)
自宅前の駐車場にて
府中市のゴミ回収箱が生活感出ちゃってるなぁ(悶絶)


SRとキックスターターに想う      ...2001年4月28日記

 馴染みの杉並区の某お店(笑)でアブラを売った後、周りもすっかり暗くなって「ほんじゃ、帰りま〜す」と乗ってきた表の自分のSRのところに行くと、女の子の方にキックの練習をさせているSRのカップルが自分のSRのちょっと前にいた。

 このカップル、自分が帰り支度を始めようとSRのエンジンを暖機しはじめたときにちょうどやってきたのだが、なぜか表で店の中の様子を伺うだけで入ってこようとはしなかった(実際、店の前までやってきても表から中の様子を伺うだけの人はかなりいる)。

 なにごっちゃろかい〜と思いながら自分のSRを暖機させながら見ていると、彼氏が彼女に自分が乗ってきたSRのキックの仕方を教えている様子。彼氏はどうやらSRのシリンダーヘッド右側にある“圧縮上死点のぞき窓”をチェックしてのキックを教えた模様で、彼女は周りが暗い中(環七の照明はついているけど)、そののぞき窓を一生懸命覗き込みながら上死点を探しつつキックしている。

 周りが暗くて大変ね〜と思いながら、少しでも見やすくなれば...と自分のライトを後ろから点けて暖機続行。その彼女、なかなか上死点がつかめない&キックが最後まで踏み切れないで苦労している模様。あぁ〜苦労してるわ〜と思いながら、でも彼氏がいるからしゃしゃり出るのは失礼よね〜と見ていると、彼氏の方が自分に声をかけてきた。

 自分の土蒸した(笑)キャストホイールのSRが古い部類のSRと気がついていたのか、自分らのも'84年式の強制開閉キャブのナロータンク搭載のゴヒャクなんですよ〜というのがハナシのきっかけだった。

 なんでもこのゴヒャク、最近、個人売買で手に入れたらしく、実走5,000kmもいっていないものらしい(メーターは現行型のものに変えられていたが、暗がりの中のためちゃんとコンディションは確認できなかったが、キャブレターも年式を超えてきたシミっぽいものも見られず、またシートも新車時の弾力を失っていなかった)。ふと、彼女の方を見れば、ゴヒャクのキックに憔悴しきっている様子。

 そりゃ〜慣れない&重いゴヒャクのキックは辛かろ〜と思っていると、このゴヒャク、なんでも彼女(つい先頃、中免を卒業したばかり返す刀で大型免許に挑むらしい)のものらしく、しかも彼女の初めてのバイク(!)となるものらしい。

 そりゃ〜イカしてるぜ〜 But その状態じゃ〜仮に大型もらえても乗り出したら辛いぞ〜、ということで、おせっかいなワタクシ(苦笑)、SRのキック始動のコツを教えさせていただくことになりました。

 SRやXT、レーサーのXRなど、マニュアルデコンプの経験のある方ならおわかりかと思いますが、このへんのキックでの始動方法というのは...(いちおうワタシの方法です。日本語が達者でないため不完全な表現が多々(苦笑)あると思われます)

 

1. デコンプレバーを握らずにキックをそのまま踏んでいき、それ以上先へ行かなくなった
 ところでキックを元の位置に戻す。
2.キックがそれ以上踏めないことをもう一度確認して、デコンプレバーを握り、キックを少
 しだけ踏み下げる。
3.デコンプレバーを放し、少しだけ踏み下げたキックを元の高さまで戻す。
4.アクセルに手を触れないで、キックレバーを一番下まで踏み抜く。

 

 だと思うんです。実はワタシ、SRの上死点のぞき窓をのぞいたことがありません(笑)。SRに乗り始める前に↑を何度か体験した程度で、最初っからが百発百中始動でバリバリできていたわけでもありません。のぞき窓を使わなかったのは、のぞき窓がよく汚れていて「なんか窓の中が白くなっているような気がする...」という程度でしか見えずにアテにできなかったんです(大爆笑)。で、足の裏の感覚に頼った方が確実...ということに気がついてからは、↑の方法でやれるようになったわけです(わかりにくい説明ながら、人に多分こうやれば...と教えられるようになったのもつい最近)。

 僭越ながら自分も何度か見本を示させていただき、彼氏の彼女への説明の後、彼女のキックで彼女がホントの一番上から一番下まで踏み抜いていないことに気がつきました。デコンプレバーを握ったままキックアームを一番上からストロークさせると、意外とかなり下までキックアームのストローク幅があるのがわかります。ところが彼女はその途中の間で途中下車しまくりだったわけで(笑)、それじゃあなかなかかかりにくいというもの。

 ほんで、重いゴヒャクのキックは体力が復活するまではある程度は辛かろうと、ワタシのヨンヒャク(ゴヒャクに比べるとやっぱりキックが軽い)でちょっと練習したところ「ゴヒャクと違って軽い〜」との第一声。程なく、キックを踏み抜くことができ、ヨンヒャクは無事始動成功となりました。

 でもってゴヒャク、重いキックが災いするのか、なかなか踏み抜けません。もしかしたら重さの反動から来るケッチンへの恐怖が踏み抜けない要因なのかも〜と思い、かねてからワタシが聞いたSRのキックについてのあるハナシを彼女にしました。それは以下の通りです。

 

・SRが世に出る前、SR開発陣はSRの試作車をヤマハ社屋の屋上に置き、バイクを乗ると乗
 らないとに関わらず社員に代わる代わるキックをさせ、キック時の始動性を研究したた
 め、調子がいいものなら初期型でも言われるほど始動性が悪いわけではない

・SRのキックにはクランク逆転時の火花をカットする“ケッチン防止機構”がついている
 ため、SRでケッチンというのはありえない。一般に言われるSRでケッチンもどきの現
 象は、ただ単にキックアームから足を踏み外したとか、踏み抜く前の段階で上死点が確実
 に出ていなかったために引っかかり反発が起こるもの(このへんうまく説明できない)で、
 ひらたくいうとそれはケッチンではない

 

 で、そしたら安心したのかなんとなく一番下まで踏み抜けるようになったな〜と思った次の瞬間、シュド、ドォ〜ンと見事にゴヒャクのエンジンに火が入りました〜(歓喜)。この瞬間、彼女、笑顔と安堵で混乱したような表情をみせておりました(笑)。たぶんあの踏み抜く感覚さえ憶えていれば、後々免許を手にして自分でエンジンをかけるようになったときも、そんなに苦労することはないんじゃないかな〜。

 とはいえ、今まで面識のない者同士でこんだけ盛り上がれるエンジンの始動方式って今時('80年式と'84年式だから、正確には“今時”は誤り(苦笑))のオートバイってSR以外に他になく、そういう意味でも貴重なオートバイだなぁ〜と思い、また、初めてのバイクがSR500っていうのはうらやましいと同時にいい時代だなぁ〜と思った帰り道でした(今、メーカーからのルートで手に入らないのが実にもったいない)。

 今度はお二人ともバイクに乗った姿でどっかでお会いしましょ〜 > 彼氏&彼女

 そういえば彼氏、ワタシのSRを見て「ハデに改造してあるバイクばかり出入りしている店かと思ってたんですけど、コレはずいぶんフツ〜ですね」と言いました(大爆笑)。ご存じの通り、自分のSRはパッと見、ハンドルとリヤショックが変わってるくらいで、いわゆる“スカチューン”はやってませんし、マフラーも純正部品です(年式違いの部品なので、どストックってワケじゃありません)。別にワタシ、改造は否定しないし(それより無意味にただやかましいだけとかギタギタな整備不良なのがいや)、コースのようなクローズドな場所を限定して走るのであればイジってはみたいんですが(サイレンサーを換えてあるCRM80は元はと言えばいちおうレーサー(笑)でしたし < 苦しい言い訳〜)、天気のいい時だけ走るとか舗装路だけを走るとかいえない行動パターン&へんてこりんな性格(爆笑)上(暖機するのに大きな道まで押したくないってのもあります < CB72を早朝かける際は押します)、やっぱりあんな感じになっちゃうんですよね(苦笑)。まぁ、ノーマルに毛が生えた程度でも出入りできる敷居の低いお店だと思っていただければ(っていうか、ハデに改造しないと出入りさせないっていうお店があるんですか?)...とは勝手な都合でのワタシの言い分です(炸裂)。

 しかし、自分のヨンヒャクと彼女の(予定の)ゴヒャク、そんなに年式変わんないのに、やっぱりフィーリングはぜんぜん違ったな〜。いいな〜、ゴヒャク。おもろそうだな〜。クランク変えたいよ〜(笑)。

 でもヨンヒャクだからこそ、林道でもぼんやり(笑)走れるってウワサもあるんだよな〜。ちょっと迷うな〜 < だから林道は走らんでええっつ〜の〜(大爆笑)

...と今回は膨大なテキストを書くフリをして、実はサボって写真ナシ(苦笑)


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