... モデル別ヨタ話

ホンダドリームスポーツCS71/76

■CS76 ...

メグロZ7(OHV500cc単気筒)やT(OHV650cc2気筒)がそれぞれ最高速度120km/hと130km/hの時代、
305ccの排気量ながら24ps/140km/hと発表当時国内最速を誇ったCS76
シートとサイレンサーの間に見えるのは空気入れですね〜(Special thanks for 旧車道楽さん)


■CS76の価格 ...

 CS71の販売価格は\182,000-(当時)とあちこちの資料で見ることができるが、なぜかCS76についての販売価格についてはあやふやで、書いてなかったり、CS71と同じだったりしていることが多い(ホンダ50周年時に八重洲出版が出した“赤本”でもそうだった)。

 C71/76からCS71/76になる際には、圧縮比が高められていたりアップマフラーになっていたりとかなりのコストがかかっているのにそんなわけないだろ〜と思いつつも、ここを開設当時、諸元のところをお茶をニゴしていたら(苦笑)、旧車道楽さんや72おやじさんからツッコミ(笑)&ご教授が入った(感謝)。72おやじさん提供のオートバイ誌1959年8月号上の数字は...

          C71/172,000円  CS71/182,000円
           
C76/177,000円  CS76/187,000円

    分割価格は C71  180,000円   頭金75,000円 残4ヶ月払
          CS71 190,000円   頭金85,000円 残4ヶ月払
          C76  185,000円   頭金80,000円 残4ヶ月払
          CS76 195,000円   頭金90,000円 残4ヶ月払

 とのこと。ちなみにほぼ同時代の'58年当時の公務員の月給が12,000円といわれているので(この時発売のスーパーカブ(C100)が55,000円)、旧車道楽さんによる『当時、一万円、五千円の価格差が今とは違い大変高価で、欲しくてもなかなか買えなかったことと、荷物が積めない、ツーリングバイクは本当に道楽品で高級車だったと当時からホンダ車を扱っていた年配のおやじが言っておりました。わが町でも当時、山師(材木屋)の大将が新車のCS71に乗っていて後にも先にもCSはそれ一台だけだったと聞いております。それほどかつては高級車だったようです』という当時のエピソードも十分うなずけます。しかし、この'59年当時のオートバイ誌の分割金額でも今になおすとオソロシい金額になるかも(汗)。

#その節はありがとうございました〜。今後も遠慮なくお願いします(笑) > 旧車道楽さん&72おやじさん


■CS71 ...

こちらがCS71(の輸出仕様 / Special thanks for C71さん)
エンジン出力のみならず、C71に対するC76同様、上のCS76とはCS71もタンク形状が異なります。
C70に対するC75もそうらしいんですが、なぜそうコストがかかるようなことを...(笑)

こちらは旧車道楽さん提供のCS71
左右からの違いはあれ、“76”
とのタンク意匠の違いはよりはっきりするかと。
溜め込んだままですいませんでした > 旧車道楽さん


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