XS riding ...          新編“おか”トラッカー日記
第11頁:安心できるライトを&車検でドキドキ     ... 2005年3月某日

 車検が迫ってきて&4月からなぜかまた自賠責の値段が上がると聞いていたので、4月が車検の満了日なのだが3月中に行くことにした。XSが車検を受ける際に一番不安なのはシールドビームなライトの光量。ナンバーを取得する際にもストック状態では光量が足りず、アースを取る&アクセル開け気味でなんとかパスするという状態だった。

 路上デビューして、在京時にXSなみなさまと走りに行くことができるようになり、ライトについて聞いてみたところ、純正シールドビームから換えていらっしゃる人がちらほら。何を使っているのか聞いてみるとSRのユニットを加工して装着しているらしいとのこと。以前、XSのライトをハロゲンランプが使えるようにするライトキットを出しているところにも聞いてみたことがあるんだけど、要加工&光軸調整ができなくなるということで購入を見送ったことがあったのでございます。

 で、なんだかんだで宮崎に戻ってきて、実兄がSRのライトユニットのジャンク@リムに傷&ヘコミありを持っているということでそれを奪って、光量不足解消実験を始めてみることに。なおXSのヘッドライト径はφ160mmでSRはφ180mm。当然、ボルトオンともボルトでオンとも行きません。まずは現状把握...というかゲンブツを比較してみることに。

XSの純正ライト ...

 シールドビームなユニット。切れたらバルブ単体での交換もできなければ、曇ったレンズの掃除もできません。

 調べてみたら、メーカーのパーツストックもとうとうなくなってました(脱力)。昨年アタマだか一昨年くらいまではあったんだけどね〜(でも当時、\9,000-くらいしてた(汗))。

SRの純正ライト ...

 右写真はライトAssyからリムやらリテーナーやらを外した状態のハゲロンじゃなくてハロゲンなユニット。

 ポジションが組み込まれているからそれなりに旧いモノと思われますが、XSにポジションはないので常時点灯式になったヤツでも差し支えはないハズ。

 この状態でXSのリムにあてがってみると、ジャストフィット。なるほどみなさん、こーやってたのね。でもこれでは固定できないし、光軸も調整できなさそうだけど...(そういえば光軸調整はできなくなるって聞いたような)。

とりあえず ...

 光軸のコトは考えず(おい)、XSのリムに固定する手段を考えます。

 ←はSRライトのインナーリテーナー。コレを使えば固定できそうだが、そのままではXSのリムに干渉するところがあって、まず、リテーナー事態が納まらない。

 ので、サンダー(≠カルロス)を借りて来て、干渉する部分を切除するですよ。

加工しました(おい) ...

 ヨタってます(苦笑)が赤い線の部分がリムに干渉&固定に不要で切除したところ。

 切除後はキレイに面を取る&タッチアップ等でサビ止め処理が正道なんですが、暫定なのでそのまま(炸裂)。暫定がなしくずし的に...という事態もかなりの確率で想像されますが(爆死)。

 青い矢印部分もリムにネジで固定する際に干渉するので、内側に曲げて“ボルトでオン”ができるようにします(こら)。

組み込んで ...

 完成〜♪ < おい

 光軸調整ネジが見えますが、あまりにもレンズがリムにジャストフィットな状態になったため、案の定、ただの“飾り”になってしまいましたね。

 その代わり、間違いなく“明るい”です。バルブが切れても入手がしやすいカタチですし。

 そんなワケで車検当日。ユーザー車検なので陸運局に持ち込みます。

 光量に不安はなくなっても、やっぱり左右の光軸調整が効かなくなってるのは不安。陸運局からほど近いテスター場で光軸を見てもらうことに。すると...

 光軸、スーパー右に振れてま〜す(滝汗)

“飾り”の調整ネジはやっぱり飾りでしかなく、左に行く気配がありません(苦笑)。やむなく、光量に不安な純正シールドビームに付け替えて(そんな気がしたので持って来てはいた)、光軸を合わせました。光量はエンジン回転を上げればなんとか足りるようです。

 そんなわけで本検査を陸運局に受けに行きます。今回は多摩ナンバーから宮崎ナンバーへ変更する手続きもあります。手続き自体はめんどい“だけ”なんで指示された通りに建物を右に左にして終わらせます。カメラ持ってこかなとも思ってたんですが、見事に忘れた(笑)のでさっくり終わらせます。

 で、宮崎ナンバーを受け取って継続検査。マウントラバーがヘタっているおかげで、アイドリング時の振動でも見事なスイングぐわいだったスピードメーターもワッシャー1枚カマせたら落ち着いて無事40km/hを指示。ブレーキも終わって、光軸・光量検査も無事通過。あ〜、終わりだ...なんて思ってたら、検査官のにーちゃん曰く、

「音量測りましょう」

 ちょい待て。旧車もやっぱりすんの?(瀑布級大汗) いや、去年だかの騒音規制改定で年式が'71年式以降だと近接騒音が絡んでくるかも...とは聞いていたけど、やっぱりなの? XS650Eってマフラー構造は'70年のXS1からそれ程変わってない(違うけど)から、近接で測られると通るワケないじゃん〜なんて思ってたら、アイドル時は余裕で80dbオーバー&3,500rpmで見事に三桁突破(放心)。検査官も“あちゃ〜、やっぱり”って顔はしてましたが(めんどいコトになったな〜とは思ってたんだろな)。

 ただ'71年の騒音規制が絡んでくるのが'71年4月以降の車両で、ワタシのXS650Eの初年度登録が'71年8月。“おしいっ!”っていうレベルなので(なにが)、検査官も音量に関する当時の特例猶予期間があったかもということで調べてもらうと、やっぱりそれが該当する期間があったらしくXS650Eもその時期の車両ということで、なんとか車検を受かることができた(安堵)。心臓によくなかったな〜(汗)。

 というコトで同時代のカワサキなW1SAあたりでこんな事態に直面する人達も出てるんだろうなぁ...と思いつつ、今回の検査担当だったのがかなり若いにーちゃんだったし、多摩の陸事みたいに比較的ヘンテコなのが多く来そうなトコでもないんで、現行車みたいに杓子定規的にやられちゃったのかなとも思ってみたり。でも、やっぱり心臓にはよくないよ(ぷち怒)。

 なお、車検終わった後、ライトはSR用ユニットにして、シールドビームは車検用として保存することにしました。ちゃんちゃん♪


 後日、パーツは持っていたんだけど、元来からのズボラでそのままだったコンデンサーをナナニイに続いてやっと交換。結果、...やっぱり持ってたんだったらさっさと換えときゃよかったよ(脱力)。アイドル時の安定の仕方とか、エンジンのまわり方とか、当然のように変わりましたね。ホントに当然ですなんですけど。

 コンデンサーは1年ちょっと前だかメーカーからも\2,000-ちょっとで出たんだけど、今はリプロっつーかそのスジから出てますね。そっちの方がメーカーより安いし。


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