for Trail Way ...         TWオフ車生活・続行編
巻の六:フライング紅葉              ... 2007年11月某日

 今さらですが、久々に紅葉探求ソロで出てきました。場所はえびの〜人吉間の紅葉スポット“狗留孫(クルソン)峡”。まだ時期的に1〜2週間ほど早いかな...と思いながら昼前に出て、ココに入るのは実は初めてだったりするので地図とカンバンを見ながら現地入り口についたのはすっかりお昼も過ぎた頃。

 

久々の未舗装路にワクワクなのです♪

渓谷突入〜

 夏だとそのまま飛び込みたくなる清流を横目に快走。

 色変わりしている樹はほんのちょっとで「あ〜、やっぱり早かったか」なんて思ったりしてます(笑)。

やっぱり夏は夏で

 キモチよさそうだなぁ♪

狗留孫峡としてキレイだったのは

 キャンプ場?ちょい先のこのあたりでしたね。この時は下界にまではまだ早かった。11月末から12月アタマくらいにリベンジしたかったけどかなわず(涙)。

 ココから熊本との県境に向けて標高をあげて行きます。

狗留孫神社を過ぎて

 白髭狗留孫林道で登って行く途中に見える標高が高いところにあった紅い部分を見て、まだあのへんだったのね〜と思い直してみたり。

だんだん紅葉に追いついてきた♪
紅いトンネル

 を希望してたんだけどかなわず(笑)

 こういう写真は後続や対向(の音)に細心の注意を払いながら撮りませう。

白髭狗留孫林道終点の温迫峠からは人吉盆地が一望(嬉)
この日は大陸からの季節風がモロに入ってて、ここに来た瞬間、風が強くなって寒くなりました〜
ここからまた戻るワケなんですが...

そのまま戻るのも

 ツマランので人吉へ降りて、段塔林道経由で帰ることに。

 段塔林道自体は宮崎まで繋がってないんですが、よ〜く地図を見ると途中から宮崎へ向かう支線が存在してるっぽかったのでそれに願いをかけて(笑)。

 途中の分岐は...地図上の道のカタチをイメージしつつ、それっぽいトコロを見逃さないラッキーさが必要でした(汗)。

 この時点で午後4時近くなので引き返すのもタイヘンですからら


 この道中で久々に「やっぱ、TWっていいトレールバイクだなぁ...」と再認識。

 セルでもキックでもかかり、車体が小さいから16文キックを喰らわす勢いでシートに跨がる必要もなくすいと走り出せ、気になったものがあればちょっと立ち止まり、現行オフ車のような跳ね上がったテールカウルを気にするかのようなローリングソバット気味にシートから降りる必要もない。

 もちろん馬力も車体もショボいので(使い込んだおかげでさらにショボさ倍増)、動力性能においてレーサー直系のEDマシン達と比べることすら失礼だ(笑)。

 国産トレールバイク達がハイパフォーマンス化を止めて約10年。それまでのトレールバイクで育ってきて、さらに上を求めた人達は輸入車や逆輸入車へと行ってしまった。使用目的が使用目的なのでそれは至極当然。

 けどそこでその上を求めなかった(日常やツーリングでの使用を主体とする)人達へは選択肢がどんどんなくなっていった。10年前のレベルでも性能においては十分過ぎるほどで、残ったどれを選んでも不正解はなかったハズ。でも“オートバイを選ぶ”という行為は“消去法”でできるものじゃないでしょ?

 でもこの間に“オフロードバイクの性能”はいつのまにかコースを始めとする純全たるオフロードエリアのみの走りで評価されるようになり(いや、それでいいんだけど)、トレールバイクが主流だった頃には考えられていた“日常”の部分が欠落するか、雑誌なんかで強引にトレールとEDマシンとをいっぺんにやろうとしたばっかりにムリくりでハチャメチャな記事に陥るようになりましたね。

 週末の朝、起きてカーテン開けて天気がいいので「よっしゃ、山行こうか」と着替えて荷物を積んで高速走って行き林道で遊ぶ...そんなちょっと前までは当たり前だった風景が、時代の流れと共にトランポにバイクを積んで行きお気に入りのコース(エリア)で遊ぶというカタチが目立ってきた(欧米化? < 最近やっと憶えたので使ってみました)。

 トランポに積んで...というカタチも楽だしカッコいいんだけど、トレールバイクだからこそできた遊び方...途中の思いつきで路線変更とか寄り道とか...が失われつつあるような気がするのはそんな遊び方をしてきたヤツとしてはやっぱり寂しいね。


で、久々の新世代トレールバイクにチョイノリしてみました < 前フリだったんかい〜
WR250R♪

 市内のYSPに試乗車があるというので実物を見に来たら「乗ってみませんか?」と言われたのでつい(笑)。

 それなりに土の上を走った形跡とナンバーからすると去年のみかん山での試乗会で使われた車両?

 白外装だと赤いストロボが欲しくなるのはヲッサンの証ですかそうですね。

 跳ね上がったテールカウルに延髄蹴りのように跨がってキーオン。「ゥィー」と聞こえるモーター音に“YPVS?”と反応してみたいのをガマンしてセルを押すと、今のバイクらしくあっさりエンジン始動なのです。

 エンジンかけた瞬間の音や軽いブリッピング、および走り出した直後の感覚はTT-R(4GY)を思い出したんですが、ちょっと開けた先からの伸びは4GYの比じゃないです(汗)。加速感が伴わないっつーかメーター見てびっくりな数字まであっちゅう間です。

 サスやブレーキはTWが基準になってるとマトモな評価ができない(笑)ので割愛 < をい

「こっちもどうぞ〜」と言われたのでこの後、モタなWR250Xも乗ってみました。エンジンかけた瞬間、WR250Rと排気音が違うのです(驚)。軽くブリッピングしてもフケが違いますし、走り出してもぜんぜん違います。ホイール/タイヤを中心に仕様が違うモノから来るのかとも思ったんですが、それじゃエンジンかけた瞬間からの違いは説明できないのです。低速(のピックアップ)はXの方がある感じでワタシ的にはこっちの方がエンジンは好み♪

 お店のまわりをくるりとまわっただけですが、誤解を恐れずに言えばやっぱり“気を遣う部分がなくなったDT200WR(3XP)”っていう印象。エンジンのフィーリングはやっぱり2ストな3XPが好きですがそれはもう望めないし、コレはワタシはやっぱりスキですよ。

 それでも跳ね上がり過ぎた印象の否めない荷物の積み辛そうなリヤフェンダーはもうちょっとなんとかならんかったんだろうかと思いつつ、なんとかしようとしてバランスをとろうとするとタンクまでくるのでやっぱりそうなんだろうなと思うのデス。

 あー、ハイシート入れて乗ってみたい(涎)。

 でもこの日、お店で一番気になった車両は中古車で入ってた'87?どストックな初期白赤なTW200だったかも < こら

 べっ、べつにほごしたい...なんてしょうどうははたらかないんだからねっ!


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